DIYer in ドイツ: ゴミの分別と出し方

2008/04/07

ゴミの分別と出し方

 ドイツに来て、戸惑うのがゴミの捨て方です。なんとなくすごく細かく分けてそうなイメージがありましたが、日本と同じ程度です。デュッセルネットに分別が書いてありましたが読みもせず、ドイツに来たばかりでテンパってたりしたこともあり、かなり適当に、"燃える"=普通ゴミ、"燃えない"=ゲルベザック、"瓶"、"紙"という勝手な判断で捨てていました。私がGrün Punkt[グリューンプンクト]の存在に気が付いたのは、3ヶ月後に知人からその存在を聞いたときでした。ちょうどその頃、イタリア人の友達から「瓶を他のゴミと一緒に出したら、大家さんが瓶を片手に部屋まで怒りにきた」という話を聞いていたので、ART(トリアーの清掃局)が出している小冊子(持っていたが、ドイツ語なので読まずに放っておいたもの)をちゃんと読んでみようと開きました。

 日常生活で関係が深そうなものが大きく分けて5種類とその他(電池・家電・粗大ゴミなど)です。日本では"燃える/燃えない"というのがひとつの基準としてありますが、ドイツでは"燃える/燃えない"ではなく、"Grün Punkt[グリューンプンクト]"(右イラスト。色は緑とは限らない)がひとつの基準としてあります。

■ゴミの分別

 Grün Punkt[グリューンプンクト]が付いた容器・パック類※例外あり
   ⇒ Gelber Sack[ゲルベザック]という黄色い指定の袋に入れます
 ●Altpapier(=古紙)
   ⇒ 
Blaue Tonne[ブラウエトンネ]という青いふたのコンテナに入れます
 ●Altglas(=ガラス瓶)  
   ⇒ 専用のコンテナに入れます
 ●Altkleider(=洋服)
   ⇒ 
専用のコンテナに入れます
 ●Restabfall(=残りのゴミ)
   ⇒ 
グレーのふたのコンテナに入れます

それぞれ、ARTの小冊子「Abfall-Fibel(ゴミ読本) 2008」の内容に沿って書いていきたいと思います。


●Gelber Sack[ゲルベザック] (=黄色い袋)

Grün Punkt[グリューンプンクト]が付いているプラスチッック・金属でできた、またはそれらの混合の使用済みの容器を指定の黄色いゴミ袋に入れます。容器は空のもののみです。洗浄は不要です。洗浄による水の浪費を抑えるためだそうです。ゲルベザックには入れるべきものがイラスト付きでプリントされています。2008年のゲルベザックの配布場所は、トリアーマップに追加してあります。参考にしてください。(年によって変わるものなのかは分かりません。)

×××入れてはいけないもの×××
玩具、カバン、鍵、足マット、自転車、点滴チューブ、ガラス類⇒Altglas(後述)、紙類⇒Altpapier(後述)、有機物、建材のラップや発泡スチロール、コード類、紐、組みひも、バンド、アルミのリサイクル瓶、ステッカー、植物の容器、CD・DVDのケース
※Grün Punkt[グリューンプンクト]が付いていても瓶や紙箱は、ガラス、紙として捨てます。

注意書き;
ゲルベザックの流用・転用は重要な経済的妨げになります。デュアルシステム(運営会社)はゲルベザックの流用・転用に対して法的措置を取ります。

とあります。注意しましょう。


●Altpapier[アルトパピーア] (=古紙)

紙、厚紙、ボール紙、ダンボール、新聞、雑誌、パンフレット、カタログ、本、電話帳、メモ用紙、パソコンの印刷用紙、紙袋、プラスチックが付いていない紙でできた書類入れ、セメント袋(プラスチック部分を除く)、ピザの厚紙箱(食べかすを除く)、感熱FAX用紙、フィルム窓の付いた封筒、小包の紙パック(ラップを除く)

×××入れてはいけないもの×××
ファイル、牛乳・ココア・コーヒー・ジュースのパック⇒Gelbe Sack[ゲルベザック]、カーボン紙、青焼用紙、透明フィルム、パラフィン紙、壁紙、おむつ、ティッシュペーパー、衛生上の紙、ステッカーとそれらを貼った紙


●Altglas[アルトグラース] (=ガラス瓶)

ガラス瓶、グラス、薬品のガラス瓶、化粧品のガラス瓶。コンテナに色の明記があるので、色別にいれましょう。

□Weiss[ヴァイス] (=白) 
□Braun[ブラウン] (=茶色)
□Grün[グリューン] (=緑色)

×××入れてはいけないもの×××
ペットボトル⇒Pfandflascheの回収場所(スーパーなど)、陶磁器、窓ガラス、白熱電球、蛍光灯・省エネランプ⇒Altlampen(ここでは省略)、金属やプラスチックの⇒Gelbe Sack[ゲルベザック]※、コルク

コンテナに投入できる時間帯:
 月曜日~土曜日 8:00~13:00,15:00~19:00
 日曜日と祝日は禁止

※冊子の右下には、「蓋をつけたままコンテナに入れても構わない。蓋は機械によって取り除かれ、溶解の妨げにならない。」と書いてあるので、入れてもいいようです。でもなるべくゲルベザックがいいのかな。詳しいことご存知の方、教えてください。


Altkleider[アルトクライダー] (=洋服)

清潔で乾いている洋服、テーブルクロス、ベッドカバー、シーツ、布団、カーテン、靴








Restabfall[レストアプファル](=残りのゴミ)

上記4種類、小枝・草など植物ゴミ、電池・電化製品、危険物を除く生ゴミなどの家庭ゴミ









●電池

電池を売っているお店(電気店やスーパーなど)の入口やレジの近くに回収ボックスがあります。


■ゴミの出し方

 Gelber Sack[ゲルベザック]とAltpapier(=古紙)は年に12回、回収に来ます。朝6:00までに通りの玄関先に出しておきます。前日に出しておくのが通例のようです。アパートによってはゲルベザック置場があり、管理人さんが出してくれるため、好きなときに出せるという所もあります。自分で出さなければいけない場合は、前述のARTの小冊子裏表紙かARTのHP(通り名を入れるとカレンダーが出てきます)で回収日を確認しましょう。
 Altpapier(=古紙)はBlaue Tonne[ブラウエトンネ]という青いふた、Restabfall(=残りのゴミ)はグレーのふたのコンテナに入れます。2種類のコンテナは各々のアパートに設置されています。
 Altglas(=ガラス瓶)※時間帯注意、Altkleider(=洋服)は、各々専用のコンテナに入れます。ガラス瓶コンテナの設置場所はここをクリックして確認してください。洋服のコンテナはreal,-の駐車場、Neukauf外の通りにあります。コンテナの位置は分かる範囲でトリアーマップに落としておきます。他にも設置場所をご存知の方がいれば、教えてください。

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