私は今回旅行にいくまで、チュニジアの位置が分かりませんでした。北アフリカといっても、地中海に面しており、イタリアは目と鼻の先で、ガイドのお姉さんは、チュニジアの南側は北アフリカだけど、北チュニジアは南ヨーロッパに属するのよと言っていたように、ヨーロッパの町並みと雰囲気が似ていました。緯度でいうと、私たちの滞在したスースは、東京とほぼ同じ。気候も6月の東京、梅雨無しといった感じです。
チュニジア旅行に参考になったのは、チュニジアの素顔というサイト。観光される方向けですが、旅行全般について書かれてます。
写真:メディナ内の路地。所々に見えるチュニジアンブルーの扉が綺麗です。
今回、私たちが滞在したスース(Sousse)という街には、首都チュニス(Tunis)に次いで、2番目に大きいメディナと呼ばれる城壁で囲まれた旧市街があり、世界遺産に指定されています。スースの見所は、このメディナと港、ビーチの3点でしょうか。
写真:メディナの外周を囲む城壁。
メディナの中には、グラン・モスクやモザイク美術館、考古学博物館などもあり、見所は満載です。(悪く言えば、チュニジアらしいのはメディナの中だけかも・・・)
写真:グラン・モスクとその前の広場。
写真:お皿を売っているお土産屋。(メディナ内)
写真:香辛料のお店。土産物屋が多いですが、当然地元の人用のお店もちゃんとあります。
スースの中心部は、観光、保養、ビーチリゾートの街といった感じで地元の海水浴客や長期滞在しているヨーロッパ人と何をしてい るのか分からない現地人で溢れ返っています。そこか ら北に向かってビーチ沿いにホテルが並んでおり、中心地から遠くなるほど人は減り、少し落ち着いた雰囲気になっていきます。
そして、このスースから12kmほ どビーチ沿いに北に行ったところが、高級リゾート地のカンタウイ(Kantaoui)です。スースの中心広場からカンタウイまでは12kmほどで、ミニトレイン(写真右上)が30分に一本走っています。車体はヨーロッパの都市で見る観光用のミニトレインと同じですが、音声ガイドは一切ありません。ただの移動手段です。かなりゆっくり走るので景色はある程度楽しめますが、ビーチ沿いに走ると言っても、ホテルたちが 邪魔をして海はほとんど見えないです。面倒なら、タクシーやTuk-tuk という相乗りタクシーみたいなものが早く移動できます。
ミニトレインのルート上に我々のホテルがあったので、帰りは「○○ホテルで降ろしてほしい」と乗車時に言っておくとホテルの目の前で降ろしてくれました。
カンタウイは、高級リゾートというだけあって、大規模ホテルとゴルフ場、公園、ビーチ、ハーバー(写真右)、動物園、水族館、遊園地(写真右上)、お土産屋が固まっています。ハーバー、遊園地、動物園を中心にした大きな公園が中心になっています。
スースほどは観光地化しておらず、物売りもほとんどいません。物価はスースより弱冠高めですが、こちらの方が人が少なく、落ち着きがあります。大規模リゾートホテルがほとんどで、ひとつのホテルの敷地がめちゃくちゃ広いので、隣のホテルは全く見えない距離です。
ビーチもひっそりとしており、のんびりできそうです。ホテルでのアクティビティが充実しているような気がしました。次に来ることがあったら、カンタウイに宿を取りたいです。
あと驚いたのが、チュニジア人の語学力です。公用語はアラビア語ですが、フランス語は普通に使われています。それ以外に英語、ド イツ語がほとんどの場所(ウェイターさんも3~4ヶ国語)で通じます。ガイドさんは、胸に話せる言語の国旗が入ったネームカードを付けているのですが、平均で4~5ヶ国語、多い人で7ヶ国語です。
チュニジアでは、(日本人というより)アジア人が珍しいらしく(1週間で出会ったアジア人は2人だけでした)、普通に道を歩いていると5mに一人くらいの頻度で、「ニーハオ」と声をかけられます。中国強いなーと思っていると、メディナのお土産屋さんは一転、顔を見ただけで「こんにちは」と声をかけてきます。 世界遺産は、やはり日本人観光客が多いのか?と対応の違いに驚きました。「こんにちは」の次に言われるのが、「ヤマハ」「カワサキ」で、その次に多かったのが「ナカタ」でした。フランクフルトで「ゲイシャ」「フジヤマ」と言われた(着物だったから?)のと比べると、メジャーな日本語って場所によって違うものなんですねえ。
観光もしたし、のんびりひなたぼっこもしたし、後は帰るだけです。次回へ続く。
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(ヨーロッパ生活)
2008/06/23
チュニジア:観光編
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