DIYer in ドイツ: 2008/06/01 - 2008/07/01

2008/06/28

改装自由なアパート~密着!初めての同棲

 日本とドイツの賃貸住宅の違うところ、それは改装が自由!ということです。逆を言えば"自分でやってね"(まさにDo It Yourself)ということですが、大抵は入居時に好きなように改装して、そのまま退去するパターンです(たまに、綺麗な状態で引き渡されて、退去時は現状復帰という日本方式の所もあるようです)。ですので、出会った不動産の前の住人の趣味によって部屋が白かったり、黄色かったり、綺麗だったり、汚かったり、と様々です。
 だいぶ前に、ドイツ(トリアー)の住宅事情の回でも触れたように、キッチンも無いのが普通です。我が家は比較的前の住人が綺麗に使っていたようですが、キッチンと書斎の壁はかなり汚れており(家具をこすった後や何かを剥がした後etc)、入居前に一部の壁を塗ることにしました。

 我が家は、書斎、キッチンの一部、玄関の正面の壁をミントグリーンで塗りました。その後友達の家に行ってみると、いろんな色で、いろんなパターンで自分の部屋を塗っており、壁は空白にしないというポリシーが感じられます。何もない壁は有り得ないというように、絵を飾ったり、柄物の壁紙を貼ったり、ペンキで絵を描いたりするのが普通のようです。










写真:友達の部屋(左:一部を塗装した上に、絵葉書などをピンナップしている)


■密着!初めての同棲

 そういったドイツ人のインテリアへの関心がよく分かるのが、RTL というチャンネルで朝にやっている"Unsere erste gemainsame Wohnung" という番組で、毎回1組のカップルの同棲スタートに密着しています。ドイツ語が分からなくてもアパートの広さ(○○qm)や家賃(○○Euro)はテロップで表示されますし、買出しに行ったり、レンタカーを借りたりするときも必ず金額が表示されるので、具体的にドイツの若者がどういった生活をしているのかがよく分かります。カップルの年齢は、20~30代前半で、なんとなくどのカップルも女の子の方が強いんだなとか、常に手を繋いでいたり、3分に1回はキスしたりと、ドイツ人の習慣(?)が見られます。

"Unsere erste gemainsame Wohnung" (= our first common housing)
月-金 11.00 - 11:30 @ RTL
 →RTL NOWで過去の回の動画を配信しています。オンタイムで見れない方は、こちらをどうぞ。

番組の構成は以下の通り。全部で22分程度。

 1.カップルの紹介:職業や今の住居、新しい住居の希望など
 2.家探し:2軒ほど不動産巡りに密着。広さ、家賃はテロップで表示される
 3.リノベーション:ホームセンターでの材料買出し、壁塗り、壁紙貼りなど
 4.買い物:家具や小物の買出し
 5.引越し:友達や家族を手伝いに呼ぶのが通常らしい。
 6.デコレーション&まとめ:絵を飾ったり、小物のデコレーションなど
 
 この中で特に最後のデコレーションのコーナーが面白いです。お互いの好きな絵が違って、どっちをリビングに飾るかで言い合いしたり、彼氏の担当した部屋と彼女の担当した部屋で、全く違う雰囲気に仕上がったり、子供部屋の壁にプーさんの絵をペンキで描いたり、部屋によってペンキを塗ったり、壁紙を貼ったり、色々と凝っていて、オーブンも食洗器もお引越ししている本格派もいたり、カップルによって様々なスタイルがあります。そして最後は二人の夢の部屋が完成してラブラブで終わり。ドイツへこれから来る人は一度見てみるのはどうでしょうか。


おまけ;
この前 (10:30-11:00) の番組 "Mein Baby"(= My baby) もドイツの出産や子育ての様子が見れて面白いです。動画は、RTL Now で見られます。




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2008/06/24

パックツアー~チュニジア:帰国編

 インターネット予約(前々々々回)から始まったチュニジアリゾートの旅も、前回(滞在編)、前々回(観光編)に書いたように1週間何事もなく過ぎていよいよ帰国です。

 帰国の詳細については、フライトについてしか情報がありませんでした。早朝のフライトだったため、おそらく4時~5時くらいにホテルを出ると予想はできましたが、具体的なピックアップの方法が分かりませんでした。

 3日目の夕方、Neckermann の制服を着たお姉さんを見かけたので質問してみると、Neckermann Holland(オランダ) の担当者ということでしたが、親切にシステムを教えてくれました。
 ロビー付近のNeckermann ブースにファイル(写真右上)が置いてあり、そのファイルに出発2日前になるとピックアップのスケジュールが載るということでした。後から他のブースもよく見ると、フライトの時間やピックアップのスケジュールが貼り出してありました。 Neckermann は、発着が多いのでファイルに綴じられているようです。
 
 写真右:曜日ごとにファイルされる。右のページには、出発の2日前にお知らせしますという注意書きがあり。


 ちなみに私たちのホテルのピックアップは、4時。
・・・・つまり、3時起きです。1週間ずっと遅く起きていたので、最終日に早起きは辛いです。
 なんとか早起きし(ただの仮眠?)、薄暗い中ロビーで待つこと30分。その間にも何組かが到着していました。ポーターも起きているのですが、客がいないため別室で待機していて、肝心なときには出てきません。

 バスがやってきて、乗り込んでみると誰もいません。ピックアップ1番目だったのです。なんて運が悪い・・・。その後、1時間ほどスースとカンタウイのホテルを回り、ピックアップしていくのですが、時々起きれなかった人もいて、運転手が受付に確認しに行きます。バスに間に合わない人はタクシーを呼んでもらうようです。ピックアップバスは目覚まし代わり?という人が全部で3組いました。15軒くらいのホテルを回るのですが、バスの乗客はホテルに着くたびに「このホテルは良さそうだ、名前はなんだ。」と確認していました。次回の宿泊先選びでしょうか。我々も各ホテルを観察し、結論は「次回来るなら、やはりカンタウイ」となりました。

 空港に到着したら、また Neckermann のお兄さんがバスにやってきて、閉めの挨拶、チェックインカウンターまでご案内。ここまで、至れり尽くせりだとは思いませんでした(ドイツ語なんですが)。パッケージツアーって、どうなのー??と思っていた私たちですが、自分たちの仕事は宿泊先の検討だけで、後はツアー会社が全部やってくれるので、かなり楽チンです。来年も行けるならリピート確実。でもここにいないのかなあ・・・?こればかりは謎です。

 おまけ写真:復路の機内食。朝食メニュー。コーヒーはおいしくない。


 ちなみに帰ってきた日は、超早起きのせいでかなり疲れモードでした。確か、チュニジアリゾートに疲れを取りにいったはずでは・・・・・???


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2008/06/23

チュニジア:観光編


 私は今回旅行にいくまで、チュニジアの位置が分かりませんでした。北アフリカといっても、地中海に面しており、イタリアは目と鼻の先で、ガイドのお姉さんは、チュニジアの南側は北アフリカだけど、北チュニジアは南ヨーロッパに属するのよと言っていたように、ヨーロッパの町並みと雰囲気が似ていました。緯度でいうと、私たちの滞在したスースは、東京とほぼ同じ。気候も6月の東京、梅雨無しといった感じです。
 チュニジア旅行に参考になったのは、チュニジアの素顔というサイト。観光される方向けですが、旅行全般について書かれてます。

 写真:メディナ内の路地。所々に見えるチュニジアンブルーの扉が綺麗です。


 今回、私たちが滞在したスース(Sousse)という街には、首都チュニス(Tunis)に次いで、2番目に大きいメディナと呼ばれる城壁で囲まれた旧市街があり、世界遺産に指定されています。スースの見所は、このメディナと港、ビーチの3点でしょうか。

 写真:メディナの外周を囲む城壁。




 メディナの中には、グラン・モスクやモザイク美術館、考古学博物館などもあり、見所は満載です。(悪く言えば、チュニジアらしいのはメディナの中だけかも・・・)

 写真:グラン・モスクとその前の広場。





 写真:お皿を売っているお土産屋。(メディナ内)








 写真:香辛料のお店。土産物屋が多いですが、当然地元の人用のお店もちゃんとあります。










 スースの中心部は、観光、保養、ビーチリゾートの街といった感じで地元の海水浴客や長期滞在しているヨーロッパ人と何をしてい るのか分からない現地人で溢れ返っています。そこか ら北に向かってビーチ沿いにホテルが並んでおり、中心地から遠くなるほど人は減り、少し落ち着いた雰囲気になっていきます。


 そして、このスースから12kmほ どビーチ沿いに北に行ったところが、高級リゾート地のカンタウイ(Kantaoui)です。スースの中心広場からカンタウイまでは12kmほどで、ミニトレイン(写真右上)が30分に一本走っています。車体はヨーロッパの都市で見る観光用のミニトレインと同じですが、音声ガイドは一切ありません。ただの移動手段です。かなりゆっくり走るので景色はある程度楽しめますが、ビーチ沿いに走ると言っても、ホテルたちが 邪魔をして海はほとんど見えないです。面倒なら、タクシーやTuk-tuk という相乗りタクシーみたいなものが早く移動できます。
 ミニトレインのルート上に我々のホテルがあったので、帰りは「○○ホテルで降ろしてほしい」と乗車時に言っておくとホテルの目の前で降ろしてくれました。

 カンタウイは、高級リゾートというだけあって、大規模ホテルとゴルフ場、公園、ビーチ、ハーバー(写真右)、動物園、水族館、遊園地(写真右上)、お土産屋が固まっています。ハーバー、遊園地、動物園を中心にした大きな公園が中心になっています。

 スースほどは観光地化しておらず、物売りもほとんどいません。物価はスースより弱冠高めですが、こちらの方が人が少なく、落ち着きがあります。大規模リゾートホテルがほとんどで、ひとつのホテルの敷地がめちゃくちゃ広いので、隣のホテルは全く見えない距離です。
 ビーチもひっそりとしており、のんびりできそうです。ホテルでのアクティビティが充実しているような気がしました。次に来ることがあったら、カンタウイに宿を取りたいです。



 あと驚いたのが、チュニジア人の語学力です。公用語はアラビア語ですが、フランス語は普通に使われています。それ以外に英語、ド イツ語がほとんどの場所(ウェイターさんも3~4ヶ国語)で通じます。ガイドさんは、胸に話せる言語の国旗が入ったネームカードを付けているのですが、平均で4~5ヶ国語、多い人で7ヶ国語です。

  チュニジアでは、(日本人というより)アジア人が珍しいらしく(1週間で出会ったアジア人は2人だけでした)、普通に道を歩いていると5mに一人くらいの頻度で、「ニーハオ」と声をかけられます。中国強いなーと思っていると、メディナのお土産屋さんは一転、顔を見ただけで「こんにちは」と声をかけてきます。 世界遺産は、やはり日本人観光客が多いのか?と対応の違いに驚きました。「こんにちは」の次に言われるのが、「ヤマハ」「カワサキ」で、その次に多かったのが「ナカタ」でした。フランクフルトで「ゲイシャ」「フジヤマ」と言われた(着物だったから?)のと比べると、メジャーな日本語って場所によって違うものなんですねえ。

 観光もしたし、のんびりひなたぼっこもしたし、後は帰るだけです。次回へ続く。



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2008/06/22

パックツアー~チュニジア:滞在編

 今回の旅のコンセプトは、"だらっと1週間ビーチリゾート" です。毎回旅行に行く度に、観光したい私と動きたくない旦那さんで、ちょっとした喧嘩になります。それならば、私が観光したい場所が周りになく、1週間滞在しても飽きないようなホテルでのんびりしようというのが、今回のメインコンセプトでした。幸いスースの名所は、世界遺産に指定されているメディナと呼ばれる旧市街だけだったので、1日くらいは観光して、後はホテルでのんびりしようということになりました。

 飽きないホテルということで、選んだ今回のホテルは、プライベートビーチ、屋外プール、屋内プール、テニス、ビリヤード、サウナ、ジム、インターネット、ショッピングセンターがある Tej Marhaba という大規模ホテル。 Wikitravel によると、「チュニジアのホテルの星は1つか2つ引いて捉えるべき」だそうです。

 到着してすぐに、ホテル内を探検!
プライベートビーチの隣で新しいホテルが建設中でやかましそう・・・、屋外プールは綺麗で広くてのんびりできそう、屋内プールは塩素臭が強すぎてパス、テニスは陽が強くなければ・・・、ビリヤードはプールサイドにコイン式のが2台ありキューの頭が曲がっている・・・、サウナとジムは暗い地下にあり人気がない、インターネットルームは3台マシーンが並んでいてまあまあ、ショッピングセンターはかなり微妙・・・、というのが第一印象。

 結局1週間ほとんど、プールサイドとビーチを日ごとに交代しながら、ひたすらぼーっと読書&数独をしてました。私は元々数独好きですが、この旅で旦那さんも嵌ってしまい、携帯にダウンロードしてビーチで黙々とふたりで数独してました。私は1週間で35問、1日5問解いていたことになります。
 ビーチも最初に気にしていた隣の建設現場は、パラソルで見えないし、音は波の音で消されたので、あまり気にならずに過ごせました。しかし、プライベートビーチと言っても誰でも入ってこれるので、豆売りやドーナツ売り、オプションツアーの紹介など、色んな人がパラソルを訪ねてきます。ツアーの客引きは、一度断ると次からは訪ねてこなくて良かったのですが、物売りは毎日ちらほらきました。

 最高気温26~7度といっても、日陰は寒く、かといって陽に当たるとめちゃくちゃ暑い。屋外でぼーっとするのは、1時間半が限度ということに3日目から気づき、早々と引き上げて、あとはビリヤード or バーでぼーっとするというスタイルに移行していきました。少し暑かった4日目に、"地中海に入っとかないと!"と思い海へ入りましたが、波が高い!ボディボードとかサーフィンとかしたくなるような波です(サーフィンはしたことないですけど)。結局、地中海に浸かった時間トータルで1-2分。旦那さんは、5分くらい泳いでました。

 びっくりするくらい周りのヨーロッパ人は本気で焼きに来ているので、朝から夕方まで1日中、プールサイドやビーチでサンオイルをぬりまくって、何人かはトップレスになりながら、前身まんべんなく焼いていました。ビーチでの過ごし方も人それぞれで、寝ている人や読書をする人、クロスワードをやる人、起きてるけどぼーっとする人などなど・・・。日焼け止めを塗っているのは、我々くらいです。何度かエレベーターで一緒になったドイツ人のおじさんには、もっと食べろだの、黒くなってないじゃないかとか言われましたが、焼く気にはなれないです。
 レストランでは座席が決まっていたので、いつも目の前に座るおじさんとおばさんが日に日に黒くなっていき、5日目には黒の上に赤を塗ったような色になっていたときは、さすがに焼きすぎじゃ・・・と引いてしまいました。
 最終日は少し暑かったので、プールで泳いでいたのですが、その後日焼け止めをしっかり塗りなおさなかった為に、旦那さんの足が低温火傷状態に・・・。その日はタオルで冷やして、翌日トリアーに帰ってすぐにアフターサンローションを買いに走りました。
 これからリゾートに行かれる方は、日焼け止めと一緒にアフターサンスプレー(Après-spray)も持っていかれることをオススメします(かなりの冷却効果です)。


 長期滞在型ホテルには、旅行客が飽きないための企画が色々とあるのですが、オプションツアーは曜日ごとに変わり、砂漠2日間ツアー(スターウォーズのロケ地!!!)やラクダに乗るツアー、アラブの小劇ツアー、カーペットなどのテキスタイル工場見学、イルカと戯れるクルージングツアー、隣の高級リゾート地へのツアー、などが3つの旅行代理店ブース(写真→)に貼りだされています。代理店のお姉さんは、かわいい制服を着て毎日いろんなホテルを回っていて、担当者の顔写真と訪問時間表も貼りだされていますので、質問や申し込みはその時間帯にロビーにいる担当者に直接聞くことができます。到着した次の日には、夕方にロビーに集合がかかって30分ほどの説明(ホテルの施設案内、街の概要、両替の仕方、水について、オプションツアーの説明など)があります。ドイツから来た人を集めてやるので、もちろんドイツ語です。ドイツ語が3-4割しか分からなくても、個別に英語で質問すれば答えてもらえました。
 
 夜には、カラオケ大会(これは参加者不足で中止・・)やチュニジアンダンスショー(写真→)、マジックショー、ベストカップルコンテストが毎晩9時からロビーで行われていました。我々は時々ロビーを覗きにいっては、夜は部屋で映画チャンネル(英語、ドイツ語、フランス語)を見てました。少林サッカーやオースティンパワーズ、007など見たことあるものが多かったので、英語でも結構平気です。テレビはというと、サテライトチャンネルが多く入っており、ドイツのRTL、BBC、CNN、その他にもフランス語、スペイン語のチャンネルが見られます。さすが、ヨーロッパからの旅行客のためのホテルです。


■ Vollpension (=3食付) とご飯

 ずっと気になっていた Vollpension (3食付)ですが、このホテルではレストランでのビュッフェが1日3回(6:00~10:00、12:30~14:00、18:30~21:00) あり、部屋ごとにテーブルが決められます。テーブルには初日に受付でもらったカード(人数、宿泊期間、飲み物有無、食事条件が仏語で書かれている)が置かれています。時間内なら、いつ食べてもいいのですが、ビュッフェなので早くいかないと人気のあるメイン料理はなくなったりします。

 朝食:5種類くらいのサラダ、玉子、ソーセージ、コーヒー、紅茶、ジュース、シリアル、ヨーグルト、パン、デザート。
 昼食:5種類のサラダ、野菜、メイン2種類、ピラフ、パスタ、フライドポテト、パン、デザート。
 夕食:5種類のサラダ、野菜、メイン4種類、ピラフ、パスタ、フライドポテト、パン、デザート、スープ。

 昼と夜のメインはシェフが調理している2ブース+既に出来上がっているもので、シェフブースの前にはいつも行列が。魚介、鶏、牛、豚、ラムの中から常に3-4種類から選べるのと、飽きないように毎日違う料理が出てくるのですが、味付けは似ているので5日目にはさすがに飽きてきました。でも、全体的にあっさりした味付けでドイツよりは数段おいしかったです。魚介が多いのも嬉しかったです。
 それにしてもびっくりしたのが、周りの人の盛り付け方です。性格も出ると思いますが、とにかくみんなてんこ盛り!大皿半分にフライドポテトを山盛りにしているのに、さらに小皿にもポテトの山なんて普通です。デザートのケーキの種類が10種類くらい(毎日一緒)あるのですが、全種類お皿にのっけているおばさま方が大勢いました。ケーキのうえにケーキを積むなんて考えられません・・・。2回に分ければいいのにと、色んな人に心の中でつっこみつつ観察を楽しんでいました。

 ドリンクは1人1本まで無料で、後は実費精算なのですが、ホテルなのに部屋付けにはせず全て現金でその場で精算します。朝食時には、ビュッフェの10%果汁のジュースとは別に、シェフコーナーの脇に生ジュースを絞っているお兄さんがいるのですが、これは有料でその場で現金精算です。ちなみにチュニジアの物価はヨーロッパの6掛けくらいですが、水とビールとアイスクリームの価格はドイツと同じくらいでした。タクシーがアイスより安いのがびっくりですが、逆にアイスクリームが高級品なのかもしれません。


■チュニジア(スース)に行かれる方へ、両替について

 上にも少し書いたように、どこでも現金が必要になります(他のホテルは分かりませんが)。ホテルでも両替できます(日本円は扱いなし)が、レートはかなり悪いです。街中にも両替所はほとんどなく、銀行も閉まっていることが多いため、やむなくホテルで両替となるのですが、見た中では空港の両替所が一番レートが良かったです。(超余談;ブダペストに行った際、空港で両替したら街中の至るところに両替所があり、空港のレートが最悪だったという事があったので、今回空港の両替所には寄らず、街に出てしまったのでした。)

 ちなみにチュニジアの通貨は、チュニジアディナール(Tunisia Dinars - TND) です。
 レートのチェックは、Xe.com - The world's favorite currency site が便利。

 その他チュニジアに限らず旅行先の詳細情報は、
 → Wikitravel(英語) : 旅行ネタ専用のWiki でチェック。
 日本人向け用のガイドブックとは違って、全世界向けなので、実用的な情報が多い。格安航空の発着する空港や、現地の交通機関の情報など。暇な人は、 Wikitravel:Japan のページをどうぞ。外国人旅行客が日本をどう見ているのか、何を目的に観光しているのかなどが分かっておもしろいです。他にも、銭湯の図面や作法、ウォシュレットの使い方の説明とか・・・、日本で外国人を案内するときに役立ちそうな英語が学べます。


 次回は、"チュニジア観光編~お隣の高級リゾート地カンタウイと世界遺産スースのメディナ"です。



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2008/06/20

パックツアー~チュニジア:出発編

 今回の旅先は、チュニジアのスースです。チュニジア(英:Tunisia 、仏:Tunisie 、独:Tunesien)の首都はチュニス(Tunis)といって北の方にありますが、スース(Sousse)は古くからある東の真ん中の地中海沿いのリゾート地です。一番近い空港はモナステール(Monastir)でスースまで10kmほどの近さです。スースの少し北にはカンタウイという高級リゾート地もあり、ヨーロッパ人に人気のようです。日本でいうハワイのような存在がスペインのマヨルカ島なら、チュニジアはグアム・バリのような存在でしょうか(ハワイもグアムもバリも行ったことがないのですが・・・)。

 →チュニジアを Wikipedia で調べる

 フライトはルクセンブルグ空港からでした。私がここに来た時から、ずっと工事をしていた新しいターミナル、駐車場が少し前に完成しており、意外と質素な内装ですが以前のものより倍以上の広さで少し戸惑ってしまいました。カウンターの数が多すぎる・・・と、プチ迷子状態でインフォメーションへ。インフォメーションでクーポンを見せると、直接No.4~6カウンターへ行けと言われ、行ってみると列の少し前にネッカーマンの同じタグをつけている人を発見。カウンターには、"All Destination" の表示があり、チャーター便はここに集約されてるのかと列に並びました。並んでる間に周りの人のスーツケースのタグを観察。 Neckermann の人もいれば、Luxair Tours の人、Last Minute の人など様々な代理店を通してみなさん申し込まれた様子。出国審査はまだ誰もいないので、おやつを買ったり、コーヒーを飲んだりしながらだらだらと空港見学。オープンして、1ヶ月経っていないのに既に階段のガラス手摺が割れている・・・・。切ないです。

 そうこうしているうちに、出国審査を終え、ゲート近くで待つことに。ざっと100人弱がこれからチュニジア・モナステールに向かうようです。我々のフライトの1時間前くらいには、チュニジアからの帰国組みが到着。みなさん、ばっちり日焼けしています。

 いよいよ我々のフライトです。チュニスエアーの機体のアラビア語を見ると、気分が盛り上がります。

 離陸して1時間たとうとしたときに、お腹が減ってきました。チャーター便だし、格安航空を使うときは機内食どころかドリンクも有料なので、軽食もないかもねーと話しながら、空港で買った HARIBO を食べていると、突然機内食がでてきました。軽食とドリンクだけかと思ったら、意外としっかりしています。チキンと野菜のクスクス、アーティチョークのサラダ、クリームチーズまで付いています。ちょっと炭水化物が多いのが気になりますが・・・。
(冬に乗った、スイスエアーのチューリッヒ~成田より豪華な気がするのは気のせい・・?)

 約2時間半のフライトの後、空港へ到着すると色んな旅行代理店のパネルを持って立っているお迎え役が10人くらい待っていました。一番奥にいた Neckermann と Thomas Cook のパネルを持ったおじさんのところへ行き、ホテル名と人数を伝えると、チラシの隅にバスの番号を書いてくれ駐車場へ行けという指示。公共交通機関に乗る人はほとんどいないようで、駐車場には20台くらいの観光バスが待機しています。私たちは188番のバスへ。
 バスに乗り込むと出発前に先ほどのおじさんがやってきて、マイクで挨拶~諸注意(生水飲んだら駄目とか)~ホテルの回る順番をドイツ語とフランス語で説明して、後は運転手はドイツ語とフランス語が少ししゃべれるから安心してねと言って降りていきました。説明はなんとなーくしか分からなかったですが、綺麗なドイツ語をしゃべっていました。フランス語はさっぱりです。ちなみに、チュニジアの公用語はアラビア語ですが、フランス語も普通に使われています。

 バスがホテルに止まる度に、運転手さんがホテル名を叫んでくれるので、特に問題もなくホテルに到着。レセプションでホテルクーポンを出して、宿泊者カードに記入すれば終わりです。

 受付で部屋番号とレストランのオープン時間が書かれたカードをもらいました。滞在編、Vollpension は次回へ続きます。



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2008/06/19

パックツアーを予約する

 前から気になっていたのが格安のパックツアーです。世界一旅行が好きなドイツ人のために、街中にもたくさんの旅行代理店の営業所があり、"マヨルカ1週間 ab300€"(=300€から)というようなびっくり価格のオファーが貼り出されています。インターネットでは、Expedia.de や Last Minutes などの旅行代理店が様々な格安ツアーを出しています。とにかく安くてびっくりしたのと、ドイツのいわゆるパックツアーがどういったものなのか興味があり、今年の休暇は、格安パックツアーで行くリゾートと狙いを定めたのでした。

ドイツの旅行代理店 in Internet(ドイツ語サイト)

Expedia.de  →Frankfurt Hahn空港が選択できる。
LMX Touristik  →空港が複数選べる。Frankfurt Hahn空港が選択できる。
Neckermann
Last Minute.de
TUI.com
LUXAIR Tours  →ドイツ語、フランス語サイト。
H.I.S.Germany  →日本語サイト。定番パッケージ、大都市発のみ。

■旅行予約のドイツ語

  Pauschal-reisen  パックツアー
  Reiseziel  目的地
  Suchen  探す、検索
  Auswählen  選ぶ、選択
  Buchen  予約する
  Hin-  往路
  Rück-  復路
  Erwachsene  大人
  Kind/Kinder  子供
  Woche  週
  Tage  日
  Frühstuck  朝食
  Halbpension  朝食+夕食付き
  Vollpension  朝食+昼食+夕食付き
  Einzehlzimmer=EZ  シングルルーム
  Doppelzimmer=DZ  ダブルルーム
  Familienzimmer=FZ  ファミリールーム

■予約

 我々の条件はマヨルカかチュニジアのリゾートで5日間から1週間、空港はルクセンブルグ、ハーン、ザールブリュッケン、ツヴァイブリュッケンのどれかでした。マヨルカよりはチュニジアが安そうなのと、アフリカに行ってみたかったので、チュニジアに決定。後はホテルのレビューを読んで旅行代理店を決めるのみ。
 しかし、ここからが大変です。行き先や日付、値段を調べるのはドイツ語サイトでも問題はありませんが、ホテルや街の評判、情報は翻訳サイトを使ったり、辞書を片手にドイツ語との格闘です。予約をするのもキャンセルポリシーを読むのも翻訳サイトに頼ってなんとか予約は終了しました。各サイトによって、出発日やホテルがすこしずつ違うので、いくつかのサイトを比較しました。金額は似たりよったりですが、朝食、昼食、夕食の付き方で変わってきます。我々は、気になっていた Vollpension (3食付)にしました。
 結局年明けに Neckermann で予約して、「6月上旬、1週間、チュニジア(スース)、4ツ星ダブルルーム、大人2名、Vollpension、LUX発」で、700€弱でした。(バルセロナ2泊3日より安いかも・・・。チュニジアのハイシーズンは7~8月。)

※旅行会社の提供する早期予約割引は大抵1月末で終了するらしいのと、ドイツ人は年末に家族で集まって翌年の休暇の予定を立てるらしく、1月中に予約はほぼ埋まるようです。何も知らずに1月に予約した私たちはラッキーだったんでしょうか。後は Last Minute の直前予約割引があるくらいで、ファミリールームは中々空室がないようです。

 その後はというと、予約終了後に確認メールが届き、3日後には確認書とカードの引き落としの明細が郵送で届き、カードから20%分が引き落とされました。キャンセルポリシーを完璧に読まなかった為に、この時に初めて無料キャンセルはできないことが分かりました。ちなみに、この時点でフライトの詳細は決定しておらず、違う空港になるかもという注意書があり、近場ならいいけど、リエージュ(ベルギー)とかになったらどうしましょうと少し不安に。

 出発日の2週間前に旅行クーポンとアンケート葉書、荷物タグ(写真)が郵送されてきました。フライトは往路は午前中、復路は早朝、Tunis Air のチャーター便。予定通り、ルクセンブルグ空港発。

 クーポンの中身はというと、集合場所の説明、旅程表、現地での説明(お迎えの人がいるよ、とか現地で色んなオプションツアーがあるよ等々)、フライトクーポン、ホテルク
ーポン、留守番の家族用のホテルや航空会社の連絡先一覧、手荷物制限の説明が1冊に綴じられていました。

 クーポン自体は、大した情報は書いてなく、紙も印刷も多少ちゃっちいが、気にしない。フライトクーポンは英語併記だし、安心安心。

 ①目的地
 ②搭乗者
 ③フライト区間
 ④フライト日時


 ホテルのクーポンにもちゃんと Vollpension って書いてあります。

 ①旅行先
 ②ホテル名、連絡先
 ③部屋の詳細
 ④食事の条件
 ⑤宿泊期間


 あとは、このクーポンに従うのみ!チュニジア旅行記(?)は、次回へ続きます。



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