DIYer in ドイツ: パックツアー~チュニジア:滞在編

2008/06/22

パックツアー~チュニジア:滞在編

 今回の旅のコンセプトは、"だらっと1週間ビーチリゾート" です。毎回旅行に行く度に、観光したい私と動きたくない旦那さんで、ちょっとした喧嘩になります。それならば、私が観光したい場所が周りになく、1週間滞在しても飽きないようなホテルでのんびりしようというのが、今回のメインコンセプトでした。幸いスースの名所は、世界遺産に指定されているメディナと呼ばれる旧市街だけだったので、1日くらいは観光して、後はホテルでのんびりしようということになりました。

 飽きないホテルということで、選んだ今回のホテルは、プライベートビーチ、屋外プール、屋内プール、テニス、ビリヤード、サウナ、ジム、インターネット、ショッピングセンターがある Tej Marhaba という大規模ホテル。 Wikitravel によると、「チュニジアのホテルの星は1つか2つ引いて捉えるべき」だそうです。

 到着してすぐに、ホテル内を探検!
プライベートビーチの隣で新しいホテルが建設中でやかましそう・・・、屋外プールは綺麗で広くてのんびりできそう、屋内プールは塩素臭が強すぎてパス、テニスは陽が強くなければ・・・、ビリヤードはプールサイドにコイン式のが2台ありキューの頭が曲がっている・・・、サウナとジムは暗い地下にあり人気がない、インターネットルームは3台マシーンが並んでいてまあまあ、ショッピングセンターはかなり微妙・・・、というのが第一印象。

 結局1週間ほとんど、プールサイドとビーチを日ごとに交代しながら、ひたすらぼーっと読書&数独をしてました。私は元々数独好きですが、この旅で旦那さんも嵌ってしまい、携帯にダウンロードしてビーチで黙々とふたりで数独してました。私は1週間で35問、1日5問解いていたことになります。
 ビーチも最初に気にしていた隣の建設現場は、パラソルで見えないし、音は波の音で消されたので、あまり気にならずに過ごせました。しかし、プライベートビーチと言っても誰でも入ってこれるので、豆売りやドーナツ売り、オプションツアーの紹介など、色んな人がパラソルを訪ねてきます。ツアーの客引きは、一度断ると次からは訪ねてこなくて良かったのですが、物売りは毎日ちらほらきました。

 最高気温26~7度といっても、日陰は寒く、かといって陽に当たるとめちゃくちゃ暑い。屋外でぼーっとするのは、1時間半が限度ということに3日目から気づき、早々と引き上げて、あとはビリヤード or バーでぼーっとするというスタイルに移行していきました。少し暑かった4日目に、"地中海に入っとかないと!"と思い海へ入りましたが、波が高い!ボディボードとかサーフィンとかしたくなるような波です(サーフィンはしたことないですけど)。結局、地中海に浸かった時間トータルで1-2分。旦那さんは、5分くらい泳いでました。

 びっくりするくらい周りのヨーロッパ人は本気で焼きに来ているので、朝から夕方まで1日中、プールサイドやビーチでサンオイルをぬりまくって、何人かはトップレスになりながら、前身まんべんなく焼いていました。ビーチでの過ごし方も人それぞれで、寝ている人や読書をする人、クロスワードをやる人、起きてるけどぼーっとする人などなど・・・。日焼け止めを塗っているのは、我々くらいです。何度かエレベーターで一緒になったドイツ人のおじさんには、もっと食べろだの、黒くなってないじゃないかとか言われましたが、焼く気にはなれないです。
 レストランでは座席が決まっていたので、いつも目の前に座るおじさんとおばさんが日に日に黒くなっていき、5日目には黒の上に赤を塗ったような色になっていたときは、さすがに焼きすぎじゃ・・・と引いてしまいました。
 最終日は少し暑かったので、プールで泳いでいたのですが、その後日焼け止めをしっかり塗りなおさなかった為に、旦那さんの足が低温火傷状態に・・・。その日はタオルで冷やして、翌日トリアーに帰ってすぐにアフターサンローションを買いに走りました。
 これからリゾートに行かれる方は、日焼け止めと一緒にアフターサンスプレー(Après-spray)も持っていかれることをオススメします(かなりの冷却効果です)。


 長期滞在型ホテルには、旅行客が飽きないための企画が色々とあるのですが、オプションツアーは曜日ごとに変わり、砂漠2日間ツアー(スターウォーズのロケ地!!!)やラクダに乗るツアー、アラブの小劇ツアー、カーペットなどのテキスタイル工場見学、イルカと戯れるクルージングツアー、隣の高級リゾート地へのツアー、などが3つの旅行代理店ブース(写真→)に貼りだされています。代理店のお姉さんは、かわいい制服を着て毎日いろんなホテルを回っていて、担当者の顔写真と訪問時間表も貼りだされていますので、質問や申し込みはその時間帯にロビーにいる担当者に直接聞くことができます。到着した次の日には、夕方にロビーに集合がかかって30分ほどの説明(ホテルの施設案内、街の概要、両替の仕方、水について、オプションツアーの説明など)があります。ドイツから来た人を集めてやるので、もちろんドイツ語です。ドイツ語が3-4割しか分からなくても、個別に英語で質問すれば答えてもらえました。
 
 夜には、カラオケ大会(これは参加者不足で中止・・)やチュニジアンダンスショー(写真→)、マジックショー、ベストカップルコンテストが毎晩9時からロビーで行われていました。我々は時々ロビーを覗きにいっては、夜は部屋で映画チャンネル(英語、ドイツ語、フランス語)を見てました。少林サッカーやオースティンパワーズ、007など見たことあるものが多かったので、英語でも結構平気です。テレビはというと、サテライトチャンネルが多く入っており、ドイツのRTL、BBC、CNN、その他にもフランス語、スペイン語のチャンネルが見られます。さすが、ヨーロッパからの旅行客のためのホテルです。


■ Vollpension (=3食付) とご飯

 ずっと気になっていた Vollpension (3食付)ですが、このホテルではレストランでのビュッフェが1日3回(6:00~10:00、12:30~14:00、18:30~21:00) あり、部屋ごとにテーブルが決められます。テーブルには初日に受付でもらったカード(人数、宿泊期間、飲み物有無、食事条件が仏語で書かれている)が置かれています。時間内なら、いつ食べてもいいのですが、ビュッフェなので早くいかないと人気のあるメイン料理はなくなったりします。

 朝食:5種類くらいのサラダ、玉子、ソーセージ、コーヒー、紅茶、ジュース、シリアル、ヨーグルト、パン、デザート。
 昼食:5種類のサラダ、野菜、メイン2種類、ピラフ、パスタ、フライドポテト、パン、デザート。
 夕食:5種類のサラダ、野菜、メイン4種類、ピラフ、パスタ、フライドポテト、パン、デザート、スープ。

 昼と夜のメインはシェフが調理している2ブース+既に出来上がっているもので、シェフブースの前にはいつも行列が。魚介、鶏、牛、豚、ラムの中から常に3-4種類から選べるのと、飽きないように毎日違う料理が出てくるのですが、味付けは似ているので5日目にはさすがに飽きてきました。でも、全体的にあっさりした味付けでドイツよりは数段おいしかったです。魚介が多いのも嬉しかったです。
 それにしてもびっくりしたのが、周りの人の盛り付け方です。性格も出ると思いますが、とにかくみんなてんこ盛り!大皿半分にフライドポテトを山盛りにしているのに、さらに小皿にもポテトの山なんて普通です。デザートのケーキの種類が10種類くらい(毎日一緒)あるのですが、全種類お皿にのっけているおばさま方が大勢いました。ケーキのうえにケーキを積むなんて考えられません・・・。2回に分ければいいのにと、色んな人に心の中でつっこみつつ観察を楽しんでいました。

 ドリンクは1人1本まで無料で、後は実費精算なのですが、ホテルなのに部屋付けにはせず全て現金でその場で精算します。朝食時には、ビュッフェの10%果汁のジュースとは別に、シェフコーナーの脇に生ジュースを絞っているお兄さんがいるのですが、これは有料でその場で現金精算です。ちなみにチュニジアの物価はヨーロッパの6掛けくらいですが、水とビールとアイスクリームの価格はドイツと同じくらいでした。タクシーがアイスより安いのがびっくりですが、逆にアイスクリームが高級品なのかもしれません。


■チュニジア(スース)に行かれる方へ、両替について

 上にも少し書いたように、どこでも現金が必要になります(他のホテルは分かりませんが)。ホテルでも両替できます(日本円は扱いなし)が、レートはかなり悪いです。街中にも両替所はほとんどなく、銀行も閉まっていることが多いため、やむなくホテルで両替となるのですが、見た中では空港の両替所が一番レートが良かったです。(超余談;ブダペストに行った際、空港で両替したら街中の至るところに両替所があり、空港のレートが最悪だったという事があったので、今回空港の両替所には寄らず、街に出てしまったのでした。)

 ちなみにチュニジアの通貨は、チュニジアディナール(Tunisia Dinars - TND) です。
 レートのチェックは、Xe.com - The world's favorite currency site が便利。

 その他チュニジアに限らず旅行先の詳細情報は、
 → Wikitravel(英語) : 旅行ネタ専用のWiki でチェック。
 日本人向け用のガイドブックとは違って、全世界向けなので、実用的な情報が多い。格安航空の発着する空港や、現地の交通機関の情報など。暇な人は、 Wikitravel:Japan のページをどうぞ。外国人旅行客が日本をどう見ているのか、何を目的に観光しているのかなどが分かっておもしろいです。他にも、銭湯の図面や作法、ウォシュレットの使い方の説明とか・・・、日本で外国人を案内するときに役立ちそうな英語が学べます。


 次回は、"チュニジア観光編~お隣の高級リゾート地カンタウイと世界遺産スースのメディナ"です。



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